INTERVIEWインタビュー
- INTERVIEW 02
- IINO
CHIEF - 飯野チーフ
- 建築工事部
2003年入社
出身校:織田福祉専門学校

施工管理とは
どんな仕事なのか
建設業法では、「当該建設工事の施工計画の作成、工程管理、品質管理その他の技術上の管理及び当該建設工事の施工に従事する者の技術上の指導監督」です。
- 施工計画の作成
- 現場責任者クラスの施工管理経験者が担当します。
- 安全管理
- 日々の安全管理は配属したての若者にも任されます。
- 品質管理
- 例えば、設計通りに造られているか確認し写真を撮り記録を残します。
- 工程管理
- 工事スケジュールが予定通り進むよう管理します。
ある1日のスケジュール(職種:現場監督、17年目)
- 6:00
- 出社・事務作業朝礼までに当日の予定や必要書類など作成し、予定を念入りに確認。
- 7:45
- 朝礼準備・朝礼前近隣清掃現場内だけでなく、現場近隣も含めて清掃をします。
- 8:00
- 朝礼その日の作業の注意事項や現場の大きな流れの話をします。
- 8:15
- 現場巡視・作業指示確認所員がいる場合は所長ではなく所員が行うこともあります。
- 9:00
- 事務作業現場で足りないものや明日の確認を業者さんに手配します。
- 12:00
- 昼休憩しっかり食べて休憩します。
- 13:00
- 昼礼午後の作業の注意事項や現場の大きな流れの話をします。
- 13:15
- 現場巡視・片付け清掃所員がいる場合は所長ではなく所員が行うこともあります。
- 14:00
- 事務作業所員がいる現場の場合は、現場の状況報告を受けたりしながら明日以降の予定などを調整します。
- 16:40
- 現場巡視・片付け清掃現場を見回りながら片付け清掃を行います。
- 17:30
- 現場戸締り職人さんたちが帰ったら戸締りを行って現場は終了です。
- 17:45
- 事務作業次の日の確認や書類・写真をまとめます。
- 19:30
- 退社
“現場所長・責任者”の
仕事って?
7・8年目ごろから任せられるようになるポジションで、旅行会社のコンダクターのような立場だと思います。
職人さんたちと一緒に建物作りをしておりますが、我々は専門技術者ではなく、何か物を作り出している訳でもありませんが、全体の舵取りを行うのが仕事です。完成した建物を引渡し出来る時のお客様と共に感じる喜びだけでなく、作業ごとに我々と共に建物を作ってくれている多くの協力会社・職人さん達にもこのプロジェクトに関われて良かったと感じてもらえる事が何よりの喜びです。
現場所長7・8年目〜
- 現場の予算の調整や業者さんとの工事金額の調整
- 現場の進捗率や工程の確認、調整
- 現場の安全の確認、安全計画の作成
- 図面チェック、図面作図
- 大変な事
-
どれだけ計画を練っても実際の現場作業は上手くいかない事もあります。
天候に左右され作業が出来ない日程が続く場合や、現場が出来上がるまでには何千人といった作業員が携わりあう中で手配調整が上手くいかない場合、年度末や休暇周辺で作業員や物流が通常時期と違い確保できなかったり時間が掛かったりする場合など不測の事態が起こるのが現場管理だと思っております。 -
楽しいこと・
感動したこと -
住宅や施設建物、公共工事や改修工事と建物の構造体種別やお客様、監理者の性格や仕事への取り組み方まで様々な状況ですので何が一番と絞るのは難しいです。
但し、どの物件にも躯体上棟、足場解体、引渡しなど大きな節目が要所要所にあり、その都度そこまでに至る苦労が多いほど感動と充実感も大きいものです。
そして何より喜ばしいのは、我々の感動や充実感をお客様が同様に感じとって頂けた時に初めて「もの作り」の工程が完了するのだと思っております。 - キクシマの魅力とは
-
「もの作りの楽しさ」を体感できます。但し魅力でもある反面、建物が変わるごとに規格の考え方や納まりが無いため頭を悩ませることが大変多くあります。
お客様や監理者である設計事務所から伝えられたイメージを実際の現場納まりに決定していくまでの過程が大変でもあり、やりがいでもあります。何工種もの専門協力会社の意見を聞き、時には施工箇所で何人もの人間が集まりながら一つの項目を決めていくといった行為に充実感を感じられると思います。
HOLIDAY休日の過ごし方
もうすぐ4歳になる娘と一緒に遊んだり、出かけたりと家族サービスの時間です。
建設業・監督業というと休日を取れないイメージですが、休日を取れるようにしようと工程管理を行う事がここ最近少しずつですが出来るようになってきました。
「また一緒にやりましょう」
職人さんたちが声を掛けてくれる
そんな関係を構築できることが財産
今が一番仕事をするのが楽しい時期です。入社から7~8年は仕事を覚える事でその中から楽しみややりがいを感じる事も中々出来ませんでしたが、上司や多くの人生の先輩である職人さんたちに支えられこれまで続けてこられたと思います。
また、現場責任者として現場を受け持つようになってからずっと現場内のチームワーク作りを心掛けてきましたが、何よりの私にとっての心の支えは自分たちの仕事を終え現場を離れていく職人さんから「また一緒にやりましょう」と声を掛けられる事であり、このような関係を構築出来ることが監督員としての財産だと思います。